はぎれとふるぎとおなおしと

洋裁と洋服リメイクにほどほどに夢中な日々

布ボールをつくった

今年の夏は3年ぶりに実家へ帰省できました。

航空チケットをなるべく安く手配するために、GW明けには予定として決めていたのですが、コロナがどの程度落ち着くか状況をみながら過ごした数か月。。。前回の失敗もあり(息子たちに早めに教えていたため、コロナ患者数が増えてキャンセルすることになった際、とても説明が大変でした)、ギリギリまでは大人だけで計画を進めていました。

その計画の一つに、小学校時代からの友人に会いに行く、というのがありまして。

2歳の女の子とまだ6か月の赤ちゃんがいるので、何かふたりで遊べるものを手作りしたいと考えて、布ボールを思いつきました。

母がつくってくれた布ボール

これは、私の第一子出産の際に母が作って贈ってくれたものです。なかに綿が詰まっていて、鈴も入っています。転がすとやさしい音がします。

息子たちが赤ちゃんの頃は握ったり転がしたりして遊んでいましたが、今は家の中でキャッチボールやサッカーをするとき(!)大活躍しています。壁やガラス窓に当たってもどこも傷つかず安全なのが理由です。せっかく作ってもらったものを高速で投げたり蹴ったりしているのはどうかと思いますが、これを母に伝えたところ、そんなに使ってもらえるなら嬉しい、ということでした。

そこで、私も友人にこの布ボールを作ろうと思っていたのですが、行くことがまだ確定ではないことと、型紙がないのでそこから作らなければいけないということから、取り掛かるのがだいぶ遅くなり、、、型紙を作り始めたのは、なんと出発5日前!

まず、正六角形をどうやって書くか? から始まり、次は正五角形(これがなかなか難しかった!)、そして使用するハギレを選び、適当な枚数を切り出し、縫いつけていきました。

正五角形と正六角形

はじめは何となく適当に縫いつけていたのですが、よく見たらちゃんとした球にならないことが分かって慌ててほどき、結局母の布ボールにかぶせて位置を確認しながら縫いつけました。

まだまだ先が見えません


作業はとても単純なのですが、縫っても縫っても進まない気がして焦りました。綿を詰める口を残して縫い終わったのが出発前日! 

でも実家に帰ってしまえば時間はたっぷりあるので大丈夫、と。綿と鈴の手配を母に託して実家で仕上げることにしました。

布ボール完成

うちにあるハギレで可愛らしい色柄のものを集めたつもりでしたが、やっぱり少し男の子用っぽかったかな。さわやかな色味ではありますが。

うちの布ボールのように、くったくたになるまで使ってもらえたら嬉しいです。

並べてみた

追記

うちの布ボール(左)はもらってこのかた洗ったことがありませんでした! よだれや汗が染みついているのは分かっていたものの、丸洗いしていいのか? 分解するなら面倒だな、という理由で見て見ぬふりをしていたわけです。

でも、帰省して持って帰るのをきっかけに、実家で解体して洗おうと思っていたんです。それが、、、プレゼントの布ボールが完成した後ホッとしてしまって、洗うことどころか自宅に持って帰ることもすっかり忘れてしまったのです。

後日母に送ってもらったのですが、事情を知っていた母は解体洗濯してくれたのでした。ありがとう!! 生まれ変わった「あっちーボール」は即息子たちに酷使されています。こうなったら、私の孫まで遊べるようにちゃんとメンテナンスするぞ!