はぎれとふるぎとおなおしと

洋裁と洋服リメイクにほどほどに夢中な日々

子どものパジャマをつくる 1

長男の春秋用のパジャマがそろそろサイズアウトなので、新しく作ります。思い立ったのは去年の春の終わりで、生地は購入していましたが・・・取り掛かるのに1年かかりました!

パジャマは洗い替え用に2組作ります。一組は買っておいた生地、ダブルガーゼの「なまけもの」柄とターコイズブルーの無地で。


もう一組は、在庫にダブルガーゼあったはず! と、探してみました。すると、赤ちゃん用布団のシーツと掛布団カバーを発見! こんな小さな布団に寝てたんだな~なんて思い出していたらリメイクするのが惜しくなりそうですが、逆に上手にリメイクできたらすごく嬉しいかも。というわけで、採用しました。少し足りない分は水色のダブルガーゼ(ハンカチづくりによく使っていました)を補って。

赤ちゃん用布団のシーツと掛布団カバーを解体



なまけもののパジャマ生地はよ~く考えて買ったはずが、トップスとしてもズボンとしても生地が足りなかったので、なまけものは身頃だけ、袖とズボンをターコイズブルー無地にします。

基本的に面倒くさがりなので、なるべく無駄を省きたく。パジャマの型紙を買いましたが、不要な部分は省き、上手にできなさそうなところも省き、すごくシンプルな形にします。

前合わせにボタンを4個つけるのは面倒、かつうまくできなさそう、かつボタンを付けたところで長男は一番上の1個しか開閉しないだろう、という判断のもとボタン付けは省略し、かぶって着るかたちにしました。

今回一番気を付けようと思ったのは、なるべく「折り伏せ縫い」にすること。これはトランクスをつくったときに習得した縫い方ですが、これをすると縫い代が外側に出るので肌にあたる部分がゴロつかず快適です。

縫い代のうち、一枚を半分の幅に切る

もう一枚の縫い代でかぶせ折る

もう一度くるむ様に折ってミシンをかける

なまけもの完成

 

布団カバーからのリメイク完成

おうちの刺繍は長男に嫌がられたので、ポケットで隠しました。後日刺繍を残してズボンを作った理由を伝えたところ、了解してくれました。

この制作、春休みをはさんだために一か月半ほどかかりました。取り掛かったのはまだまだ朝晩が冷え込む頃で、子どもたちもキルティングのパジャマを着ていたのですが新学期が始まると徐々に暖かくなって、もう春物のパジャマじゃない? という気温になってきてしまって。最後は慌てて夜なべして裁断などをしていました。

何はともあれ本人はもちろん、実母にも義母にも好評で大満足のパジャマとなりました!