はぎれとふるぎとおなおしと

洋裁と洋服リメイクにほどほどに夢中な日々

靴下の足裏をダーニングしました

冬は、登山用のウール混の靴下を愛用しています。

今履き回している3足は、いずれも10年以上前に登山靴用に購入したもの。

ここ数年は、特に寒い日に普段用として履いていました。

昨シーズンまでは普通に履けていたと思うのですが、今年は足裏の指の付け根辺りがスースー冷えるのを感じました。

よく見たら、やっぱりその部分だけ生地が薄くなっていたので久々にダーニングで修繕します。

薄い部分「へ」の字型になっています

以前この方法で修繕した記録を「ダーニングをしてみた」という記事に書いていますが、これ、結構良くて。

初めは感触に違和感があるかもしれませんが、それさえ慣れてしまえばとっても暖かくて暑いくらいです。

毛糸と針を用意します。

毛糸を適当な長さに切って、縫っていきます。最初の玉結びは不要です。ゴロつかないように、縫い終えた最後に処理します。

縫い進めて

どんどん縫い進めて、生地の薄いところ全体がカバー出来たら、終わりです。

裏側に返して、残しておいた糸先をたぐってまた針に通します。

糸先を裏側に出したところ

縫い道をジグザグにかえり、適当なところで糸を切れば完成です。

ジグザグに

糸先の処理完了

修繕完了の表側


そういえば、毛糸を使ったダーニングでひとつだけモヤモヤしていたことがありました。

毛糸を針に通すのが苦手だったんです。

大き目の針で、穴も大きめだから難しくなさそうなのですが、毛糸の先がモワっと広がりやすくて途中でよりがほぐれてしまったり、上手く通せなかったのです。

しかし、お正月に購入していた「ほつれ修繕用針」のおかげでそれが解決しました!

まずは、このようにセットします。

ダーニングの針穴の上に毛糸と修繕針をのせる

修繕針で毛糸を押さえながら、修繕針ごと針穴に通します。

通ってますね

あとは、そっと毛糸から修繕針を外すだけ。

 

この修繕針、もともとはお直しのときにあったら便利だな、と1年くらい思い続けて年始にえいやっと(メルカリでポチっと)買ったものです。

今までほつれた糸は、その近くに針を刺して、その針穴にほつれた糸を通してお直ししていたので、その手間が省けただけでもものすごい感動でしたが、、、まさかこんな働きをしてくれるとは。

お直しの友、認定ですね。

 

追記

このあと、他の2足も同様にダーニング修繕したのですが、手順を見直しました。

これまでのやり方だと、糸先を始末するときに靴下を裏返して、糸先を裏側に出さないといけなかったのですが、これがちょっと面倒に感じまして。

最初から靴下を裏返して縫い進めました。

これはたぶん、表側が多少おかしなことになっていても気にしない人だけができるショートカット法なんですが。

裏側をふわふわにしたいので、糸が見える縫い目を長めにしています。

こんな感じ

縫い終えたら、そのまま糸先の処理をします。

初めから最後までこの状態で完結できます。

靴下の中のアンコ(私のはプラスチック製の鏡餅のカラです)を出し入れするのも地味に面倒なんですよね。

 

ほつれ修繕針を使った針穴通しに続き、ダーニングのハードルがまた下がってくれた感じがします!

こちらもショートカット修繕。過去の修繕跡もあります

 

耳当てをつくる

次男の園送り迎えもあと数か月です。

ここ数日朝がとても冷え込んでいて、自転車の送迎がつらい!

次男は「みみがさむい~」と訴えました。

私はニット帽を被っていますが(ヘルメット着用努力中)、次男はヘルメットを被っていてるため耳が冷気にさらされているようで、、、

うちにある耳当ては私用でサイズが合わず、デザインも好みでないため付けてくれません。

リメイク在庫を物色して、表生地を緑のセーター、裏地をハイネックの薄手フリースにして耳当てを作ってみようと思います。

材料となる2着

どう解体しようか?、と思ったとき、ふと気づきました。

ハイネック部分がそのまま使えるのでは? と。

そしてワクワクする気持ちでハイネックを外し、次男の頭にかぶせてみたところ。。。

まさにシンデレラフィット!!

こんなに嬉しいことはありません。

リメイクをしていて、こういう機会は滅多にないのですが、たま~にあるんですね。

この気持ちよさ、一度経験するとリメイク沼となんでも捨てられない沼にハマってしまうのです。

外したハイネック

本人も嫌じゃなさそう。後はもっと嬉しくなるようにワッペンなど付けてみました。

このワッペンは、以前「着なくなった服のワッペンを外す」という記事に書いたものです。

ワッペンを縫いつけました

 

おそらく卒園までの2か月ほどしか使わないだろうな~と思っていたこともあり、あまり手間をかけずに完成して嬉しいです。

恐竜のワッペンも年齢的にラストチャンスでしょう。出番があって良かった!

長袖Tシャツの袖を短くする

長男のために用意した長袖Tシャツ。

袖が長めなので、短くお直しします。

比べたらこのくらい長め

袖口にリブが付いているので、その上から長い分を測ります。

縫い代を含め印をつけます。

ピンクチャコで印をつけました

切りました

切った部分からリブを外します。

既製服を解体するときに思うのは、糸がたくさん使われていること。

そのくらいしっかり縫いつけられているということなんですが、表から見えている縫い目を切ったくらいでは全くほどけてくれません。

袖口1周につき3本(3周分)は糸を切っていると思われます。ほどくことは想定されていないので仕方ないですが、結構時間のかかる作業です。

外したリブと糸くずなど

袖口のリブが少し広がっている気がしたので、これを機に少し詰めておきます。

リブを広げます

縫い代を片側に起こして、縫い目の内側約1cmを縫います

様子を見て、内側5mmも縫いましたが、1cmで良さそうなので右の縫い目2列をほどきます。

縫い代を割って、余分な生地を切って、元のリブの形に折ります。

袖とリブを表合わせにして、縫います。端はジグザグミシンをかけました。

さらに、袖口がゴワつかないように縫い代をひじ側に折って、表側から押さえミシンをかけました。

今回はリブと袖口の口径がほぼ一緒だったので印はつけず、待ち針で留めるだけで縫えました。時短!

※口径が違う場合の縫い方は「トレーナーの袖口を付け替える」という記事に書いています。

袖丈詰め完成

ギャップ、ネクスト、ディーパムなど、アジア向けの規格をつくっていないお洋服はたいがい袖が長めです。

子どもたちがもっと小さい頃もこうして袖を詰めてあげたら、ピッタリに着こなせたでしょうね。

でも当時はそんなことする時間も心の余裕もなかったな~

長袖Tシャツの穴をふさぐ

夫がインナーとして愛用しているユニクロの長袖Tシャツに小さな穴がたくさん開いていました。

穴だらけ

写真では4個ほどですが、全体で数えたら11個も!

全部繕いましょう。

繕いました

途中から、玉結びなしでいけそう?! と思って、実験も兼ねて、その後は全部省略しました。

洗濯したらほつれるかな?

 

修繕後、Tシャツを開いて見逃した穴がないか確認したのですが、穴は開いていないものの今すぐにでも飽きそうな生地の薄くなっているところが多々ありました。

夫に聞いたところ、買ってからもう10年以上経っているそうです。

これが買い替え時というものかもしれませんね。

 

アイロン台のカバーをつくる

ソーイングでお世話になっているアイロン台。

カバーの交換は二度目です。

私のアイロン台

 

 

 

よく使う場所が焦げています


前回の交換(今)は市販のアルミコートカバーを付けました。台を買った当初のカバー(非アルミコート)と比べてアイロンがかけやすかったかといわれると、そこまで変わりないな、というのが私の感想です。

というわけで、今回制作するカバーは普通のコットン生地にします。

またまた登場の「座椅子カバーをつくったときに余った生成りのコットン」です。

アルミコートカバーの形を真似て、台にフィットさせるために端にゴムを縫いつける計画です。

ゴムは息子たちが使っていた赤ちゃん用布団のシーツを解体したときに出たもの。

生地とゴム

アイロン台の裏側

カバーが焦げてしまったせいか、台の間にあるクッション材がカバーと癒着していました。

クッション材を傷めないように慎重にはがし、カバーの型をとります。

型をとります

よく考えたら、カバーはつけっぱなしなので、ゴムじゃなくていいわ、と。

端に縁取りテープをつけ、紐を通してしばることにします。

縁取りテープは在庫処分で今後使わなそうなものを選びました。必要な長さ分つなぎあわせます。

生地を裁断して、2か所に角をつくります。

角をつくりました

端に縁取りテープを縫いつけます。

縁取りテープ縫いつけ完了

紐を通して、装着、フィット感を確認して完成です。

装着完了

縁取りテープをつなぎ合わせたおかげで、なんだか楽しい感じになりました。

裏は滅多に見ないのですが。

 

今回は、紐通しに手こずりました!

テープの幅が細めで、紐通しが進みにくかったのと、通した紐が極細ポリエステルだったので触る度に私の乾燥した手に引っかかってほつれそうになりました。

どちらも保湿のために手にワセリンを塗ったら、解決しました。

 

ソーイングは結構乾燥肌に堪えますね。

生地を触っているとどんどん皮脂を奪われるのでしょうか。

特に乾燥の季節は、ソーイング前に保湿したほうがいいみたいです。効率アップします。

パンツのシルエットを変える ~大人編~

久々の「シルエットを変える」リメイクソーイングです。

ですが、今回も「パンツを自分の好きな形に変える」というもの。

もう何度やったでしょう。私のパンツはもうほとんどこの形です!

今回着手するパンツは、一昨年古着屋さんで購入した淡い紫色のコーデュロイパンツです。

シルエット変更前

もともとは前開きファスナーが付いていて、ウエストベルトは後ろだけゴム入り、タックもありましたが、購入してすぐ全周ゴムウエスト、タックなしに作り替えました。

それから一年履いてみたのですが、なんとなくしっくりこなくて。

原因は、ウエストベルトがコーデュロイ生地であることでしょうか。

全周ゴムに替えたが故に、ウエストがもたついてしまい、着たときにますます太く見えてしまうのと、さらに着脱の際、手の皮脂がものすごく奪われるのが気になっていました。乾燥肌には重要な問題です。

 

そのせいで、次の一年は履かないままリメイク在庫になっていました。

このほど、冬用の明るい色のパンツを増やしたく、いつもの形に作り替えることにしました。

まずは、解体です。

エストベルトと、股下をほどきます。

解体

エストベルトはこれを機に、ふつうのコットン生地に変更します。

似たような色の生地が見当たらなかったので、座椅子カバーの余り生地を利用します(在庫消費!)。ウエストが見えるような着方はしないので、これでOKです。

 

左右を重ねます。好きなパンツから写した型紙をのせて、型をとります。

型紙をのせて

この型はゆるやかなテーパード。

裾がすぼまっているので裾の折り返し分のぬいしろはラッパのように広げておきました。

これ、以前は知らなかったので、折り返し部分のぬいしろも成り行きですぼめていたのですが、いざ折り返した時に裾周りの縫い代が足りなくなってしまうのです。

夏用パジャマの制作のために購入した型紙(ルームウエア)に、折り返し部分のぬいしろについて記してあって「ほほ~」と納得しました。

でも、幅等は適当です。

厳密にいうと、ラッパではなくてジグザグの形にしないといけないのですが、なんとなく広げておいて、裾を縫うときに余分な分を切り取ります。

 

裁断完了

股下を縫い合わせます。裾の折り返しを縫います。

エストベルトを縫いつけます。

ゴム通し前

エストベルトにゴムを通したら、出来上がりです。

 

まとまった時間があれば、すぐ完成する作業ですが、今回は途中で冬休みに突入してしまったため、ひと月以上かかってしまいました。

 

さあ、これでこのパンツ履くようになるでしょうか?!

 

 

裏地のほつれをお直し

年末年始は夫の実家に帰省し、完全オフモードで過ごさせていただきました。

子どもたちを可愛がってもらい、夫も私もほとんど家事をせず、のんびりと過ごしていたのですが、ここまで気分がオフになると、ソーイングのやる気も出てこないようで。

いちおう手縫いでも出来そうな課題を持って行ったのですが、触ることすらなく、そのまま持ち帰りました。

 

我が家に戻り、一つ目のお直しが、こちら。

裏地

長男の薄手アウターの裏地がほつれていました。

たまたま見つけたからよかったけど、そのままあと数回着ていたらバラバラにほどけていたかもしれません。

縫い目が見えないように、慎重に縫いました。

修繕完了



暖冬とはいえ、冬休み前からアウターは最暖のものを着せていて、この薄手アウターはお休み中です。お直しついでに洗濯もしておこうかな。