長男のトランクス、来夏にはサイズアウトしそうなので次サイズの150cmを作ることにしました。
フリーの型紙が見つけられなかったので、メルカリで安くトランクスを購入、解体して型紙をとったのですが、この150cmサイズのトランクス、なかなか大きくてですね。
どんなハギレで作ろうかな(ルンルン)といった感じで、あらゆる生地を合わせてみたのですが、どれも幅が足りないのです!
昨年までの経験から「子どものトランクスはハギレで作るとちょうどいい」という持論があったのですが、もうそれが通用しないサイズになっていました。子どもの成長おそるべし。
そこで思い出したのが、ひじに破れが見つかった夫のシャツです。
もう10年近く着ていたものです。お直しも考えましたが、、、縫製がいまいちでアイロンがけしにくく、十分着た(次はもっといいものを買おう)という判断でリメイク待ちしていました。
凹凸の織のある春夏用の生地なので、子どもの夏用シャツかトランクスかな~と漠然と思っていたのですが。
夏用シャツが例によって(子どものTシャツ革命!)必要なくなりそうで、トランクス行きとなりました。
シャツの後ろ身頃は生地幅もあるし、きっと足りるはず!
しかし、型紙を合わせてみたところ、どうやっても生地幅が足りなかったのです。
ものすごくショックでしたが、そこは0円リメイクですから。
リスクを恐れない工夫ができるわけです。
型紙をアレンジすることにしました。たしか夫のトランクスは後ろ身頃が3枚つないだパターンになっていました。それを真似て、生地幅が小さくても作れる型紙に作り替えたのです。
作り替えるといっても、型紙上で一本線を引くだけです。とっても簡単!
ここで切り離して、左右と中心の3枚でつなぐことにします。
これなら、今まで足りないと思っていたハギレも使えるかも?!
まず、シャツを解体します。肩や襟、ヨーク、カフスなどは切ります。
袖の縫い目は面倒ですが解きました。あとで生地が足りなくなったときに後悔しないように。あと、あわよくば次男の分ももう一枚作れたらいいな、と思って。
しかし、ここにきて、、、トランクスの後ろ身頃は3枚にして生地幅問題を解決しましたが、前身頃も残りの生地からは取れないことが判明しました。
つまりメンズシャツMでは150cmトランクスつくるのに全然足りないってことですね笑。
結局、シャツの身頃の脇は解かず、そのまま1枚として裁断することにしました。
履いた時にゴロつかないと良いのですが。
ああ、リメイク中のこの二転三転する感じ、とっても楽しい!
そして、今回は新しい試みがひとつあります。それは、折り伏せ縫いからのスリット。
型紙をとったトランクスは裾にカーブがあって、バイアステープで裾とスリットを仕上げるタイプでした。
でもバイアステープを買う費用や作る手間を省きたかったので、脇は折り伏せ縫いでスリットを入れ、裾は直線にして3つ折りで仕上げるように型紙を変更しました。
この折り伏せ縫いからのスリットに挑戦する気になったのは、作り方動画を見つけたのです。とっても見やすくて分かりやすい動画で、本当に「有料級」です。
フムフム、じゃあとにかくそこまで縫いましょう!
ノリノリで縫製していたら、脇もただの折り伏せ縫いで仕上げてしまいました!
あわてて解いて、動画を見直していたのですが。。。ものすごいことに気が付きました。
それは、「折り伏せ縫いの裏表を逆に理解していた」ということ。
動画の通りにやると、どうしてもスリット下の処理が裏表逆になってしまって。よくよく調べたら、私のやっていた折り伏せ縫いは、正しいそれの裏表逆だったのです。
あんなに「折り伏せ縫い楽しい、好き」と公言していたのに間違っていたなんて恥ずかしすぎますね。
でもそんな気づきも楽しいわ~
何となく無理やりつじつまを合わせてスリットを完成させ、広げてみたところ、なんだかやたらと大きく見えます。
でもゴム(型紙をとるために解体したトランクスのもの)を入れてみたら、こんな感じ
そして今のサイズ140cmのトランクスを重ねたらこんな感じ
型紙をとるトランクスのメーカーはいろいろなので、大きさに多少の差はあるのかな。
とりあえず、今夜履いてみてもらいます。
良さそうだったら量産です。
久々のリメイクでしたが、たくさんの想定外があってとっても楽しかった!
そして、メンズシャツの生地はとてもトランクス向きな気がしています。
たしか、義妹の旦那さんがサイズXLだったような。。。襟袖だけダメージがあって着られないYシャツがたくさんあると言っていたような。。。
今度帰省したときに聞いてみよう。