こんにちは!
気温がどんどん高くなって、日中は夏みたいな日もありますね。
ああ、あのうだるような暑さの日々、、、おそろしや~
ソーイングもどんどん夏ものを進めないといけないわ。
さて、クジラ柄生地で帽子をつくることにしたものの、どんな形にしようか悩んでいました。

いろいろなソーイング本から良さそうな帽子の型をうつしていたものの、どれも決め手に欠ける気がしていて。
伊藤まさこさんの「リバーシブル帽子」を試作したとき、帽子って実際につくってかぶってみないと似合うかどうか分からないのね、ということを実感したので、ますます決められなくなっていました。。。
でも、どんどんつくっていかないと、このあとにも虫網のお直し、子どものトランクス準備などなど季節の優先順位高めのものがせまってくる~ わわわ~
ということで、一番お気に入りの帽子から型をとってつくることにしました!
それは「ラフマ」というアウトドアブランドの登山用ハットです。メッシュを多用していてムレにくいので外遊びにピッタリなんです。さらに素材もペラペラのポリエステルなんで、海や川遊びでびしょびしょになっても乾きやすい!
つばの大きさも大きすぎず小さすぎずで。
つばって大きいと視界が狭くなるし、風でひるがえった時に顔が「御開帳」みたいになって恥ずかしくないですか?!
私はまぶしさ軽減か、寝ぐせ隠しで帽子をかぶることがほとんどなので、つばはそんなに大きくなくていいんです。
こちらが20年近く前に買って今もなお毎日のようにかぶっている帽子。

この帽子、よく見たらメッシュがボロボロになってきているし、ロゴの刺繍から生地が裂けそうになっていました。。。大好きなのに。。。
クジラ柄がうまくいったら、本家に似た色でもつくって通年用にしようと思います。
まずは、試作です。
試作といっても生地を無駄にするのは嫌なのでなるべく実際につかえる仕様にしたく。
慎重に型をとりました。
これがゆがんだりすると完成度にものすごく影響するので、3回は見直して都度修正しました。平らなところに置いてもうまく型がとれなくて、最終的には子どもにかぶってもらって立体の状態で写したのが一番うまくいきました!
材料はネイビーのリネン100%生地で、これは去年のショートパンツづくりのハギレです。
あとは、100均で調達したメッシュ生地。

旅行用の小分けメッシュバッグを解体して使ってみます。

試作は、おでこの部分もメッシュにしてつくりました。
本家は正面は布で、横から後ろにかけてメッシュになっているのですが、正面もメッシュの方がもっと涼しい? と思ったことがあって。試作なので文字どおり試してみます。



縫製はうまくいきました。
つばのステッチも失敗しそうで「なし」に逃げそうになりましたが、ミシンの金具の印をたよりに縫い進めたら意外とカンタンに(多少のゆがみはアリとしてますよ)できました。

でもこれ、ちょっと髪が薄かったり白髪が多かったりするとそれが透けて見えて残念な感じになっちゃうみたいです。私とか、子どもがかぶったら何でもないけど、夫(前髪白髪多め)がかぶるとホームセンターで売ってる作業用の帽子のように見えます。夫はそれがだいぶショックだったようで、、、あげようと思ってたのに、私もショック。
で、ラフマの帽子のデザインの秀逸さが、ここで理解できました!
おでこの部分は布生地にすることで、前から見たときは普通の帽子に見えるんですよね。横からうしろはメッシュでムレを発散させるという仕様。
おでこのムレも何とかしたいと思って全部をメッシュにすると、野暮ったくなるよということ。納得。
というわけで、本番のクジラ生地はラフマの帽子のデザインそのままにつくりました。




試作のネイビーはおでこに当たるテープも同じリネン生地で丁寧に作ったのですが、クジラ柄の方はテープなしで完成としました。
自分用だし、テープなしの方が涼しそうかなと。
サイドクラウン(帽子の側面)のメッシュと布のぬいしろは折り伏せ縫いしました。
トップクラウン(帽子のてっぺん)とサイドクラウンのぬいしろは、クジラ柄生地のハギレでバイアステープをつくって、それでくるみました。
我ながら、なんと丁寧な仕上げ!! ※自画自賛ポイント

さてと、あとは夫のアイテムです。
クジラ柄、50代が身に着けておかしくないものって何でしょう?!
思いつかない~
保留にしてとりあえず優先順位高いものにとりかかろうかな(逃げ?)。
次回はまたまた虫あみの修繕、というか総取り換えしたお話です。
